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取材協力/JA熊本経済連
シャリッとした歯触りと爽やかな甘みで、 夏の渇きを潤してくれる「すいか」。 英語で“ウォーターメロン”と呼ばれているように、 果実の約90%が水分で、 体を冷ます作用があることから、 熱中症予防や解熱に効果があるといわれています。 暑気払いの果物として親しまれている すいかを食べて、夏を元気に過ごしましょう。
南アフリカのカラハリ砂漠が原産地とされるすいかは、約4000年前のエジプトで、すでに栽培が行われていたといわれています。その後、シルクロードを通って中国に伝来したことから、“西方から伝わった瓜”という意味の『西瓜(シーグワ)』と名付けられました。日本に広まったのは17世紀ごろとされていますが、夏の果物としてよく食べられるようになったのは、明治以降に欧米からの品種が導入されてからのことです。
すいかは果実の約90%が水分で、果糖を多く含むことから、体内で素早くエネルギーに転換され、夏の暑さを癒やすにはうってつけの果物といえるでしょう。 また、昔からすいかには利尿作用があり、体のむくみ防止を助ける働きがあるといわれています。これは体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムなどの成分を豊富に含んでいるためです。 これらの成分は、皮の白い部分にも多く含まれているので、皮を料理に利用する地域もあります。すいかの名産地である熊本県では、固い深緑色の部分を取り除いてから一晩塩につけた浅漬けや、間引きした果実の味噌漬けなどが、夏の食卓を彩ります。
現在、日本で流通している主な種類は、大玉、小玉、黄肉すいかなどですが、美味しいすいかを選ぶには、まん丸、もしくは縦長のもので、お尻は小さく、頭がへこんでいるものが良いでしょう。さらに、果皮につやがあり、黒と緑の縞模様がくっきりしているものは、糖度が高いとされています。また、手のひらでたたいた時に、ボンボンといい音がするものは中身がしっかり詰まっている証拠です。 すいかは完熟した状態で出荷されるので、冷やしてすぐに食べれば、本来の甘みと独特の食感を堪能できます。一度に食べきれない場合は、一手間加えてデザートを作ったり、皮がたくさん出た際は、料理に活用して余すところなく楽しみたいですね。
※皮に赤い果肉の部分を少し残しておくと、味にアクセントがつきます。