|サントリーウエルネスの美感遊創 食のちから。
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1932年生まれ。食文化史研究家。西武文理大学客員教授、綜合長寿食研究所所長。古代から明治時代までの食事復元に携わる食文化研究の第一人者。長寿食や健脳食の研究者としても活躍中。著書に『長寿村の100歳食』(角川書店)、『明日はもっと元気 雑穀のちから』(一二三書房)ほか多数。
日本では昔から赤い色には邪気を払うちからが あるとされ、 赤い小豆は宮中や年中行事に よく用いられてきました。 1月15日の小正月には、 小豆を炊いた望粥(もちがゆ)(小豆粥)を食べて、 一年の健康を祈りましたが、実際、 小豆には豊富な栄養分が含まれているため、 これは実に理にかなった食べ方でした。 皆さまも小豆を食べて、一年の英気を養いましょう。
小豆は『古事記』や『日本書紀』にも登場する、神話時代から親しまれてきた食材です。小豆の赤い色は、日本人にとって神聖な色であり、悪霊を追い払うちからがあるとされたため、小豆は神様への捧げ物にも用いられてきました。 また、祝い事のある日には、今も小豆の入った赤飯を炊き、祝い膳の中心に据えますが、これは米食が広まった江戸時代に一般的になったといわれています。
小正月に望粥を食べて、無病息災を祈る習慣は、平安時代からあったといわれています。“望”というのは満月のことで、お月様が満月(望)の日に食べるお粥という意味でした。 昔は旧暦の1日(新月)と15日(満月)に、赤飯を作って食べていたようですが、これは小豆に含まれるビタミンB1が、日本人の主食である米の代謝を高め、疲労回復に役立つためともいわれています。毎月2回、月の満ち欠けを健康管理に役立てていた先人の知恵です。 飽食の時代といわれる現在でもうれしい健康成分です。ビタミンB1が不足すると、体が疲れやすくなるだけでなく、集中力が落ちたり、イライラしたり無気力になったりします。簡素化された食事で済ませてしまいがちな現代、改めて見直したい食材です。
そのほかにも、小豆にはビタミンB群やカリウム、タンパク質などの栄養が含まれ、薬膳などにも用いられる食材の一つです。 塩分の多いご馳走をいただく機会が増える1月は、体がむくみやすくなっています。小豆に含まれるカリウムやサポニンという成分は、体にたまった老廃物の代謝を促してくれるので、小正月に望粥を食べるというのは、体調を整えるという意味でも理にかなっています。昔の日本人は、疲れがたまって体が重くなることを“厄”として、これを小豆で解消したのではないでしょうか。 新しい年の始まりに、日本人が古くから育んできた食文化を改めて見直してみませんか。
乾燥小豆をゆでる際、ゆで汁を煮こぼしてしまうと、栄養成分まで逃してしまいます。小豆は水洗いし、約3倍の量の水で沸騰させ、差し水をし、再び煮立ってきたところでアクを取ります。あとは弱火でゆっくり1時間ほど煮れば、やわらかく仕上がります。
※ゆでた小豆は小分けにして、3カ月くらい冷凍保存ができます。
※小豆のゆで汁と合わせて炊くと、美しい色合いに仕上がります。
※野菜をごま油で炒め、味噌の代わりにしょうゆ(大さじ2)、塩(適量)で味付けすると「けんちん汁」のような味わいが楽しめます。