真っ赤で愛らしい形が目を引くいちご。クリスマスの時季によく見られますが、露地ものが出てくる晩春からが旬。美と健康に大切な成分が豊富なのも魅力です。爽やかな酸味はコンフィチュールにもよく合い、食卓に彩りとヘルシーパワーを運んでくれます。
*コンフィチュールとはフランス語でジャムを表す言葉

現在栽培されているいちごは江戸末期、長崎に伝えられた「オランダいちご」がルーツ。明治時代にフランスの品種を導入してから品種改良が進み、現在登録されている国産品種は240種以上。最近では、手のひらほどのものや白いいちごなども見られます。
また、あまり知られていませんが、いちごの果肉は果実ではなく、花やめしべがつく「花托」という部分。表面の粒が本当の果実です。

いちごは栄養面でも優等生。ビタミンCは、10粒程度食べれば1日に必要な量をまかなえるほどです。1粒ずつ摂れるので、効率的。
また、色素成分アントシアニンなどのポリフェノール類も豊富で、ビタミンCとも相性の良い成分です。紫外線が強くなるこれからの季節、心強い味方といえるでしょう。
そのほかにも、食物繊維ペクチン、カリウムなどが豊富で、美と健康を後押ししてくれます。

いちごは先端部から熟すため、先端ほど糖度が高くなります。生のままいただく時は、糖度が低いヘタ側から食べ、後に甘味を味わうのが美味しく食べるコツです。爽やかな酸味は、デザートはもちろん、魚介や野菜と合わせても意外な美味しさ。旬の時季、様々な品種を食べ比べ、いちごの新しい魅力に出会ってみませんか。