こたつにみかんは、冬の団らんの定番。今も昔も愛される果実には、ビタミンCをはじめ、冬の健康を支えてくれる栄養素がたっぷり。近年は、袋や皮に含まれる健康成分も注目されています。料理にも上手に活用し、そのちからと美味しさを丸ごといただきましょう。

温州みかんは、みかんと呼ばれる果物の正式な名称。その名は中国の柑橘類の名産地「温州」に由来していますが、原産地は鹿児島県で、英語名は「薩摩(さつま)オレンジ」です。国内では明治以降に広く出回るようになり、冬を代表する果物になりました。なお、紀国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)の話で有名な紀州みかんは、温州みかんとはまた別の品種です。

みかんの栄養といえば、まずビタミンC。日々の健康や美容には欠かせません。のどや鼻などを健康な状態に保つビタミンAや、酸味成分のクエン酸も多く含まれています。また近年は、若々しい毎日に欠かせないとされる色素成分も注目されています。
食べたいのは果肉だけではありません。みかんの袋にはスッキリとした快適な毎日に欠かせない成分であるペクチンが多く含まれ、また、白い筋の部分にはビタミンCの吸収を助ける成分が含まれています。
選ぶ際には濃いオレンジ色でハリがあり、身がしまっているものを。糖度が高いものほど傷みが早いので、箱買いをした時は一度全部出して確認し、冷暗所に保存しましょう。

食べたい時、皮をむいてすぐに食べられる手軽さもみかんの魅力。登山やウォーキングに持参するのもおすすめです。運動後にいただけば、疲労後のリフレッシュに役立ちます。
温州みかんの果肉や果汁は、肉料理や旬の魚とも好相性。袋や皮がやわらかいので、丸ごと使うと新しい美味しさに出合えます。ぜひ冬の食卓に取り入れてみませんか。