台湾の料理は、比較的淡泊で素朴な味つけが特徴で、どこか懐かしい味わい。台湾には、美味しくて元気の出る料理がたくさんあります。台湾料理の魅力と、身近な材料でも美味しく作れる朝ごはんをご紹介します。

台湾は四方を海で囲まれ、中央東寄りには高い山々が連なっています。海産物や農作物などの食材はバラエティー豊かで、伝統料理に大陸各地から渡来した料理が融合し、独特な食文化を創り出してきました。
食べ物は体をつくるもとになるものという考えから、台湾では伝統的に食事をとても大事にしています。生活の中心に食があるといってもいいかもしれません。家族の体調を気遣い、その時々に応じて食材や料理を選ぶ「医食同源」的な考え方は、親から子へと代々受け継がれ、生活に深く根付いています。
それは、忙しくても朝食をしっかり摂る習慣にも表れています。

台湾の朝ごはんは素朴ですが、卵や豆乳などを使った滋養豊かで腹もちのいい料理が多く、屋台などでも多彩なメニューを手軽に味わうことができます。
今回ご紹介する、「蛋餅(タンビン)(卵クレープ)」や「鹹豆漿(シェントウジャン)(塩豆乳)」も定番メニューの一つ。クレープや豆乳は日本でも珍しくありませんが、台湾のクレープは薄焼き卵に肉みそなどお好みの具をのせ、北京ダックの皮などで巻くので食べごたえは十分。写真のように薄焼き卵を表に巻くと見た目もきれいです。
塩豆乳は豆乳のスープ仕立てで、揚げパンを浸し、酢を加えていただくのが台湾流。豆乳のタンパク質が凝固し、おぼろ豆腐のような食感が楽しめます。酢には豆乳に含まれるカルシウムやマグネシウム、鉄などの吸収を高める働きや、血流促進効果も期待でき、体にうれしい一品です。
身近にある日本の食材や調味料で美味しくアレンジできますので、ぜひ作ってみませんか。