
酢と豚肉は、夏のスタミナ維持に役立つ食材として知られています。「酢豚」は、その名の通りこの二つが主役の中華料理。夏にこそ食べたいスタミナメニューの一つです。
今回は、天然の有効成分が豊かな黒酢をたっぷり使った豚肉だけの「黒酢酢豚」をご紹介します。黒酢の風味とコクが口中に広がり、体の底からちからが湧いてきます。

酢は夏のカラダに優しい食材と昔からいわれてきました。それは、酢に含まれる酢酸やクエン酸などの有機酸が、豊富に含まれるからです。
とくに酢酸は、体を動かすためのエネルギー作りに役立つので、夏のスタミナ維持には欠かせない成分です。
もう一つの主役、豚肉は、“元気のビタミン”とも呼ばれるビタミンB群を多く含む食材です。一度油で揚げるため、脂っこい料理というイメージもありますが、酢を使うことで油の粒子が分解されてさっぱりと仕上がり、胃にもたれません。

酢には様々な種類がありますが、黒酢は酢酸などの有機酸を多数含んでいるので、暑さがきびしい時期には特にうってつけです。
アミノ酸の含有量も食酢の中でピカ一。体内で合成することができない9種類の必須アミノ酸をすべてカバーでき、またコラーゲンの主成分になるアミノ酸も多いので、美容にも役立ちます。
こうした黒酢の頼もしい働きは、黒酢の名産地・鹿児島に江戸時代より伝わってきた独特の醸造法に秘密があります。陶製の壺に米と麹と水を仕込み、1年以上自然発酵させている間、壺にすみついた酵母や菌の働きで、独特の色や風味とともに豊かな健康成分が育まれます。
近年は生活習慣病予防に役立つ健康食品としても関心を集めている黒酢。健康維持のため、毎日のお料理にぜひ取り入れてみてください。