
私は健康食品や化粧品で使う素材原料の研究をしています。動植物から得られるエキスにどういった“ちから”があるのかを調べ、その“ちから”がしっかりと商品で発揮できるような素材原料のつくり方、たとえば抽出する温度や加工法などを決めていきます。素材原料のちからの源泉となる目的成分がきちんと配合されるように、原料の抽出・精製方法を決めていくのは、まさにエッセンスを濃縮していく作業ですね。
ターゲットとなる素材は、サントリーになじみの深いワインやウイスキー、ビールなどの原料となるブドウ、酵母、大麦などの農産物から、世界で伝統的に健康に良いとされる食品や最新の研究でそのちからが明らかになった原料などです。最近関わった『サンオレア』という商品は地中海式食事法を参考にして開発したものですが、開発当初は実際にオリーブ農家様やサントリーが運営しているブドウ園を訪ね、自らの手でオリーブやブドウを手にとって吟味し、素材のちからを徹底的に研究しました。

『サンオレア』という商品は、私が自信を持って出せる商品だと思っています。サントリーウエルネスは、科学的な実証データをしっかりと積み重ねて、高付加価値のある商品を目指してつくっています。どのような成分がどうお客様の健康のお役に立てるのか、そういったことがわかっているからこそ、それを指標に素材原料を開発することができ、それがサントリーならではの商品につながっていると思います。
素材を開発するうえでは、原料の持つちからを維持したままサプリメント1粒に入るサイズにまで濃縮できるかがポイントとなることが多いので、何度も実験や試作を繰り返して、丁寧に素材を仕上げます。ひとつの素材開発に数年はかかりますし、その時間に見合ったちからを持った素材や商品につなげたいと思っています。

私は学生時代に薬学部で医薬品の勉強をしていたのですが、病気を治すよりも病気にならないことが大切だと思うようになりました。病気になってからでは遅く、漢方でいう“未病”のうちにしっかりと対策を立て、病気を遠ざけることが大切ですし、日々口にする食にはそのちからがあると思っています。我々の商品は、お客様が健康であるからこそ送れる安心した生活や、楽しめる人生につながっていると考えているので、誇りを持って仕事に取り組んでいます。
一方、自分の健康は自分で守るというお客様の心がけも大切だと思っています。私たちの商品はそれをお助けするひとつの手段ですので、お客様と二人三脚でウエルネスライフをつくり上げていきたいですね。