n-3系脂肪酸の摂取目安量と
DHA・EPAの効率の良い摂取方法
体内では作られにくい、DHAとEPAを上手に摂るには?
n-3系脂肪酸の1日の摂取量目安は?
DHA・EPAはn-3系脂肪酸の代表としてよく知られていますが、私たちはn-3系脂肪酸をどれくらい摂ればよいのでしょうか? 厚生労働省が発表したn-3系脂肪酸の1日の摂取目安量は、男性:2.4g、女性:2.0g(50~69歳の場合)となっています。健康維持のためにも、この摂取目安量に達していることが望まれます。
摂っているつもりでも不足しがちなDHAとEPA
注目度が高まっているDHA・EPAですが、実は国内では魚食が減少し、その中でも特にDHAとEPAを豊富に含む青魚の消費量が減っています。
青魚の代表格でもあるマグロ、アジ、サバなどの日本人の年間消費量は、16年間でどの魚も軒並み減少しているのです。
調理の際に減少してしまうDHAとEPA
DHAとEPAを食生活に取り入れるうえで、気をつけたいのがその調理法。実は、調理することで大切な成分が魚から流れ出てしまうのです。実際にどれくらい減ってしまうのでしょうか?
お刺身など生の魚で摂れるDHA量を100%とした場合、焼き物、煮物で約20%減少。揚げ物では、なんと約50%も減少してしまいます。
例えば、網の上でサンマを焼いたとき、じゅうじゅうと香ばしい匂いと共にしたたる脂。これこそ、DHAとEPAが流れ落ちる瞬間なのです。
さらに、DHAとEPAには「酸化」するという弱点が!
DHAとEPAは体内で「酸化」されやすいという弱点を持っています。「酸化」してしまったDHAとEPAは、錆びた釘と同じように本来のパワーを十分に発揮できません。
その弱点を克服し、本来のパワーをしっかり発揮させるには、DHAとEPAを「酸化」から守る摂り方に気をつける必要があるのです。

DHAとEPAは、「酸化」してしまうと本来のパワーが発揮できません。
DHAとEPAを効率良く摂取するには?
普段の食生活でDHAやEPAをしっかりと摂るには、刺身など生のままで食べるのがよいでしょう。また、マグロやカツオ、ブリといった青魚の場合は、脂がのった旬の時期に獲れたものを食べる方が、より多くのDHAを摂れるとされています。
魚料理で蒸したり、煮込んだりした場合は、汁の中に魚から流れ出た脂が含まれています。そのため、煮汁なども一緒に食べると、DHAやEPAを上手に摂ることができるでしょう。
魚が苦手な方は、必須脂肪酸の一種であるα-リノレン酸を含む食品を摂るのもひとつの手です。体内に摂り入れられたα-リノレン酸の一部は、DHAやEPAに変換されます。α-リノレン酸は、エゴマ油やアマニ油などに多く含まれています。

調理の際に流れ出てしまうDHAやEPA。煮汁なども一緒に摂るとよいでしょう。
魚を毎日食べるのはなかなか難しく、魚料理は手間もかかります。さらに、DHAやEPAの摂取量は魚の種類や部位、また調理法や食べ方などによって大きく左右されるうえ、「酸化」しやすいという弱点もあります。毎日の生活の中で効率良くDHAやEPAを摂るためにも、サプリメントを活用したいところです。

※1 出典:H・Bフーズマーケティング便覧2006〜2018 No.2機能志向食品編《DHA・EPA成分カテゴリー内シェア
※2015〜2016年売上金額(確定)、及び、DHA、EPA成分カテゴリー内合算シェア※2004〜2014年売上金額(確定)》
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