クラシック音楽の楽しみと言えば、長い歴史の中で生まれ、選ばれ、絞り込まれてきた名曲中の名曲を味わうことではないでしょうか。それはまさに、歴史的な文学作品を読むことに似ているのかもしれません。
バッハやモーツァルト、ベートーヴェンの曲を聴くことは、シェイクスピアやゲーテの名作に親しむことと同じなのです。そして、読書において好きな作品との出合いが重要なように、クラシック音楽でも、好きな曲との出合いがとても大切です。好きな文学作品に出合えば、その作家の他の作品を読みたくなりますよね。同じように、クラシック音楽の中で好みの曲が見つかったら、その作曲家の他の曲を聴いてみたくなるでしょう。
さらにクラシック音楽の奥深い点は、そこに“演奏者“という要素が加わることです。好きになった曲を、さまざまな演奏で聴いてみると、今度は自分好みの演奏者との出合いが待っているのです。ここまできたら、もう立派なクラシックファンの誕生です。まずは、好きな曲に出合いましょう。そして「いいな!」と思ったら、その曲名を調べてみましょう。その先に、きっと素敵なクラシック音楽の世界が広がっています。