
登頂からは、“世界最高の気持ち”とご報告させていただきました。80歳でまさかここまで着けるとは。「登れれば一番いい。何かあっても、エベレストが墓標なら本望だ」と、覚悟して挑んだ大冒険でしたから、全員無事で達成できたことが何よりうれしい。今は、やっと夢が叶ってホッとしています。

“年寄り半日仕事”を実践しました。若い頃の半分のペースで無理せずゆっくりやる、という昔の人の知恵なのですが、今回の登頂では行動を通常の半分に減らし、120%慎重に挑みました。家族はもちろん、専門家の方々にも心配されるくらい、肉体が抜群に優れているというわけではないですからね。

50代後半でスキーヤーをリタイアし、あっという間に身長165センチ、88キロのデブに(笑)。注意されても、“この歳で今さら…”と虚しさがありました。その時、99歳でモンブランを滑走する父の姿に、「人は100歳になっても、何かができる」と触発されました。体に目を向け始めたのは65歳になってからです。

もともとゴマが大好きで、その栄養が手軽に摂れるのなら、こんなによいサプリメントはないと、トレーニング中も持ち歩いていました。年をとるほど、体を鍛えたり、体力を維持することにおいて手助けが必要になる。セサミンは、エベレスト登頂に向けて邁進する私を一番傍で支えてくれました。

私の同級生で80歳近くになり、「もう年だからダメだ」なんて思う人がいます。すごくもったいないと思う。80歳からがスタートだと思えば、まだまだ人生は面白くなる。そのために必要な健康、体力、気力だって、今からでも十分養えます。ちなみに私は次、チョー・オユー(ヒマラヤ山系、8201メートル)をスキーで滑ってみたいと妄想しています(笑)